400店以上を展開する際コーポレーションを率いる中島武社長。ゲストの皆さん以上に今日を楽しみにしてくださっていたそうです。

募集開始からすぐに満席になった餃子の会。業界の内外で有名な際コーポレーションの中島武社長と一緒に餃子を作り、特製麻婆豆腐にその他スペシャリテが楽しめるとあって、会場に到着した参加者の皆さんからは並々ならぬ意気込みを感じます。

作業を始める前に中島社長から「今日は●●風ではなく本物を体験してほしい」と説明をいただきました。

中島社長や協会理事が立つ後ろにあるキッチンでは、まるで店が丸ごと一軒引越しをしてきたかのような様相で、店でいつもつかっているという香辛料や新鮮な香草や野菜、肉類などが作業台の上に所狭しと並んでいます。

点心作りのエキスパート、社長からは”お母さん”と呼ばれて頼りにされる存在。餃子の包み方を指導いただきました。

  

まずは餃子の皮作りから。「強力粉:薄力粉=10:3」の割合でボウルに入れて混ぜ、熱湯を注いでひとまとめにしますが、水分は一気に入れるのではなく少し残すのがコツ。ボロボロとしてまとまりにくいぐらいの分量で十分です。

ぶっきらぼうながら気さくに指導。
生地のコネはかなり力が入ります。みんなで協力してまとめて。

キッチンで準備中の料理長たちも次々にヘルプに入ってくださいます。

「生地はこの方向に力を入れて…」
さすがプロ、みるみるうちにまとまっていきます。

餃子皮の生地は濡れ布巾をかけてしばらく休ませておくので、その間にあんづくり。あんがまとまってきたら、全員で手分けして餃子の皮をのばす作業へ。

「はい、手前のグループは豚ね!」

  

  

全員が黙々と作り続け、一人20個ではきかない数の餃子を包んだでしょうか。餃子のあんも、ラム、豚、牛という3種の肉だねと、この季節ならではの牡蠣と大根という珍しいあんも加わって計4種。それを次々と豪快な焼き餃子と、同じあんでも水餃子にして味わいを変えて楽しみました。

フライパン3つで同時に!
形はそれぞれ個性的でもちもちの皮がおいしい!

さあ、大宴会のスタートです。

焼き餃子
水餃子
特製麻婆ダレの餃子も登場!

こんな大きな鰤も!
中華包丁で鰤をさばくの図。
そのほかにも料理が次々と!

  

 

圧巻の料理の数々でした! 食べきれないほどの餃子は、水餃子にしてお持ち帰りに。
一時は作り終えることができるのかと危ぶんだほどの量でしたが、しっかり作ってお腹パンパンになるまで食べた分、お店では味わえない満足感に満たされた会だったのではないでしょうか。
際コーポレーションのスタッフの皆さまと中島社長に大感謝の1日でした。ありがとうございました。

【餃子4種の材料】
・豚肉餃子
豚ひき肉、白菜、春雨、生姜、し佐藤、白こしょう、にら、背脂
・ラム肉餃子
ラムひき肉、フェンネル、セロリ、じゃがいも、緑豆、フェンネルシード、クミンシード、唐辛子2種
・牛肉餃子
牛ひき肉、大豆、ピーナッツ、くるみ、玉ねぎ、ごぼう、牛脂、にんにく、中国醤油(たまり醤油)
・牡蠣餃子
牡蠣、大根のすりおろし、長ねぎ、ザーサイ、大根おろし、片栗粉、オイスターソース

撮影:佐藤朗 (料理写真教室felica spico)