先般、福岡県の食と文化のリアルを体験するイベントが開催されました。
いうまでもなく福岡県は九州最大の経済拠点である福岡市を擁し、九州の玄関口でもあります。しかし今回は、農業国としての顔や繊細な伝統工芸品を持つ意外と知られていない福岡県にフォーカス。新企画「新しいふくおかあそび」を弊協会理事のふたりが体験してきましたので、レポートをお届けします。

福岡の美味しさを再確認

福岡というと玄界灘の魚のイメージが強いのですが、今回の料理で野菜や肉の美味しさを再確認しました。あまおうはすでに全国区ですね。

八女には以前うかがっています。そのときのボディがありながら甘い、水出し煎茶のうまさを思い出しましたが、今回は最後に出た紅茶に感心しました。30年以上前にインドで最高級の紅茶の試飲をしたことがありましたが、そのときの味に似て、自然で柔らかな香りが素晴らしいと思いました。
(会長・柏原光太郎)

食と伝統工芸を楽しんで

福岡を6つのエリアに分けて、「新しいふくおかあそび」と題して、それぞれ、食、伝統工芸、豊かな自然をキーワードにご紹介いただいた。


福岡の食といえば、魚、鶏、ラーメン、というイメージしかなかったが、野菜や卵、糸島サーモン、お茶や地元でよく食べられている蒸しかしわ飯など、まだまだ沢山の食の魅力があるのだなあ、と実感した。


特に標高600mの雪が降る気候を活かし、有機栽培で育てたおくみどりというお茶は、時間をかけて溶けた氷で出したお茶は、香ばしく、旨みがつよく、まろやかで非常に美味しかった。味の系統は違いますが、最高級烏龍茶の岩茶を思い出すような、普通のお茶とは別物ものの、高貴な味わいが印象的でした。


食事の後に作った大川組子も作るのが、簡単すぎず、出来上がりがとても美しいのが印象的でした。 是非、実際に足を運んで食と伝統工芸、豊かな自然を楽しむのがおすすめです。
(理事・松崎恵理)

【イベント概要】


イベント名:新しいふくおかあそび発見@麹町なだ万 福岡別邸
日時:2023年3月4日(土)
場所:麹町なだ万福岡別邸(東京都千代田区麹町1-12-1住友不動産ふくおか半蔵門ビル1階)