ワイン醸造家の藤巻一臣(ふじまき・かずおみ)さんは、有名イタリア料理店グループでサービス、ソムリエとして20年以上勤務。「サービスの藤巻」として業界では有名、ナチュラルワインの魅力を広めるべく、ワインペアリングを考案したのも藤巻さんといわれています。
その後、ぶどうの栽培農家兼ワインの醸造家へと転身。山形県に単身移住し、酸化防止剤不使用のナチュラルワインの販売を皮切りに、今は、世界中を旅してそこでめぐりあったブドウや共鳴した人と一緒に自然派ワインを造り、日本に逆輸入するというスタイルでワインを届けています。藤巻さんが認めたぶどうでスペインやニュージーランドで作られたワインが「KAZUWINE」なのです。
藤巻さん、この日はスペインから届いた「KAZUWINE」をたくさん用意してくださり、早い時間から柏原さんと打ち合わせをし、みなさんに最高のひと時を過ごしていただくために余念がありませんでした。
会が始まると、藤巻さんはワインを片手に客席を回り、ちょっと大きな声で熱い想いと情熱を語りながら参加者を”KAZU WORLD”に誘っていきます。
参加者は藤巻さんとの会話も弾み、「KAZUWINE」を心ゆくまで堪能していただいたことと思います。
この日の料理は、柏原さんが担当。
のどごしの良い「KAZUWINE」に料理も進み、最後にはみなさんから藤巻さんにパスタのリクエストが。藤巻さんのパスタを味わう!これも大変貴重な機会でした。
藤巻さんのフル回転のおもてなしで、飲んで食べて大いに盛り上がった素晴らしい会でした。
藤巻さんの想いが彼のnoteに綴られています。以下、noteから一部引用させていただきます。
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わたしはこれまで、ソムリエとして数万人を超えるお客様にワインを注いできました。
そのときの経験から、お客様が口に含んだ瞬間に目玉をひんむいたり、言葉を失って虚空を見つめるような、最上級のリアクションを示すワインに、どんな共通項があるのかを理解しているつもりです。
その1つは、亜硫酸塩と呼ばれる酸化防止剤を使用していないか、ごく少量しか添加していないワインであること。
そして2つ目は、飲んだときに舌の上でおいしいのはもちろん、喉を通ったときに、粘膜を通じてじんわりと極上のエキスがしみ込んでいく感覚があること。
この「のどごし」を一度味わってしまうと、ナチュラルな造り方ではない、人為的に過度な干渉を行ったワインは、まるで異物のように感じてしまいます。
ゆえに、どこで造るワインであれ、液体が喉を通ったときの繊細な感覚を、わたしはいちばん大事にしています。
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彼の想いを全部は書ききれませんので、詳しくは藤巻さんのnoteをご覧ください。
note「KAZUAINE」
スタッフも「一緒にどうぞ」と勧めていただき、それはそれは楽しい夜だったことを最後に書かせていただきます。
藤巻さん、ワインへの熱い情熱を語ります。
ちょっとお大きな声でみんなを”KAZUWORLD”へと誘います。
この日の料理は柏原さんが担当。