六本木「ラ・ブリアンンツァ」奥野義幸シェフの今年の最大の目標はアメリカ進出。ロスアンジェルスで全184席のイタリアンレストラン【Magari in Los Angels】を2月21日にオープンする予定です。昨年末には渡米し、一か月かけてスタッフと入念なミーティングを重ねて、すでにコンセプトやメニューもおおまかに決まったそうです。
その奥野シェフから「ガストロノミー協会のみなさんにいち早く新店のメニューを食べていただいて感想を聞きたいんです」というスペシャルな『先行お披露目会』の開催となりました。
当日は、和食に馴染みの薄い現地のシェフとのセッションの様子や、【TOKYO×ITALIAN】にこだわるそのコンセプトをじっくり聞かせていただきました。
料理には、和テイストの隠し味が随所に盛り込まれ、奥野さんが一品ごとに食材からトッピング、アレンジなどを詳しく解説してくださいました。からすみソース、味噌バター、能登の岩塩、長野の七味、・・。日本の食材が語られる度に参加のみなさんからは、驚きと納得の表情がこぼれていました。イタリアンの中にもわたしたちにはちょっと親しみのある味わいを感じたりしながら”奥野マジック”を最初に楽しむことが出来た素晴らしい一日でした。
*当日のメニュー
・桜えび、生青のり、七味(長野)のゼッポラ
・フォカッチャ(北海道産小麦粉、能登の岩塩)
・寒鰤のクルード
・季節のカプレーゼ(からすみソース)
・アンティチョークとブレザオラのブルスケッタ季節のピクルス
・和牛と合わせ味噌のパッパルデッレ
・鰆の西京焼き
・ドライエージング闘牛(阿賀野和牛の姫牛)とロメスコ
・椎茸のボンボローネ(柚子カスタード、黒糖きなこ)