日本ガストロノミー協会は、食業界を盛り上げてくれている料理人の方々を、もっともっと応援したいと思っています。
みなさんとキッチンでお目にかかることはできない中で始めた料理人と皆様を繋ぐZOOM飲み会。
今回は、スペイン・バスク料理、世界料理学会in HAKODATE 実行委員会代表、函館バル街実行委員会会長などで全国的に知られ、昨年『料理人にできること 美食の聖地サンセバスチャンからの伝言』(柴田書店)を出版された函館「レストラン・バスク」の深谷宏治シェフと、岩手県塩釜のフレンチの名店「シェヌー」の赤間善久シェフを中心に、各地から何人ものシェフに登場いただき、大変貴重なお話の数々を、参加者と一緒に楽しませていただきました。
今回参加いただいたシェフをご紹介します。
銀座「ラフィナージュ」の高良シェフ、金沢「レスピラシオン」の八木シェフ、新潟「里山十帖」の桑木野シェフ、麻布十番「ラパルタメント ディ ナオキ」の横江シェフ。そしてスペイン料理評論家の渡辺万理さん、京都から料理評論家の門上武司さんをお迎えしました。
会は2部構成で展開。
前半は深谷シェフと赤間シェフの対談。司会は協会の副会長で食べアルキストのマッキー牧元。
お二人がレストランを始めた頃はまだ創世記前ともいえるような環境下。そこから今に至るお話は、日本のレストラン普及と食文化興隆の物語ともいえるような驚きがあり大変興味深く、感慨深く、そこからお二人の姿勢やこだわり、信念が伝わってきました。深谷シェフは若い人へのメッセージも込めて「美味しいものを作り、経済を考え、環境に関わる勉強をする価値のあるのが料理人。」と語られました。向上心、付加価値、食材への敬意、という言葉も耳に残りました。
後半は、他のシェフからのメッセージや参加者からの質問などで、あっという間の2時間でした。
お話を聞いただけでも、落ち着いたらぜひ訪ねたくなった素晴らしい魅力的なレストランのみなさんでした。
最後に深谷シェフから「来年4月に世界料理学会を開催するぞ!」と、宣誓がありました。この会が氏のエネルギーの後押しを少しでもできたのではないでしょうか、そしてこちらも力強い気持ちをいただけたように思います。世界料理学会には日本ガストロノミー協会でも何か企てるような雰囲気がありましたので、こちらも楽しみですよ。
そして、今回参加できなかったシェフからは「次回はぜひ」という声も届いています。みなさんの次回をぜひお楽しみにお待ちください。