「神保町 五木田」でウクライナより日本に避難してきているシェフ、ヴィクトール・コロトフさんと五木田のオーナーシェフ、五木田佑人さんによるウクライナ料理の会。
ウクライナ大使館全面協力のもとで開催しました。
当日は駐日ウクライナ大使のセルジー・コルスンスキーさんもかけつけ、ウクライナ民族衣装の上にエプロンをつけて、ゲストへのドリンクサービスを担当してくださいました。
ウクライナ人のシェフが作る料理を食べるのは、はじめてという参加者が多かったと思います。みなさん、その美味しさに笑顔が溢れていましたよ。素朴な中に伝統にしっかりと裏打ちされた5つ星のホテルでも腕を振るったプロが、日本にもある程度親しみのあるボルシチをはじめ五品のコース料理を提供。
サポートに入ってくれたタラスさんは、相内理事の料理の生徒。奥様のユリヤさんは、ウクライナ大使館に勤務。先日のゼレンスキー大統領来日の際には通訳として大活躍されました。この日もみなさんの通訳としてもアットホームな雰囲気を醸し出し、会場を盛り上げて楽しい時間を演出してくださいました。
協会の活動の支援者でもある五木田さんとスタッフのみなさんが、休日返上で最高の環境と美味しい料理をサポートしてくださいました。

会場に飾られた大きなコルクアートはゼレンスキー大統領。2,200個のコルクでできています。作者の久保友則さんが特別に貸し出してくださいました。世界各国から来たワインのコルクは「世界は一人のために出来ることを、一人は世界のために出来ることを、というメッセージを込めています」とのことです。

当日は、NHK、テレビ東京、日本経済新聞の取材が入りましたので、後日の放映、記事が楽しみに待たれます。

大勢のみなさんのご協力で楽しい会を開催することができました。ありがとうございました。
参加いただいたみなさまにも感謝いたします。

*当日の料理
・ウェルカムドリンクとドラニキ
・前菜:ナスのキャビア、フォルシュマーク(鰊)、レバーケーキ
・サラダ:五木田シェフのスペシャルサラダ
・スープ:ボルシチ&グリーン・ボルシチ
・メインディッシュ:チキンキーウ
・デザート:ワレヌィキ

コロトフシェフと五木田シェフ、厨房は真剣勝負!
右がタラスさん

フル回転でサポートに入ってくださった五木田の下瀬シェフ
相内理事と打ち合わせするのはソムリエの望月さん

コルンスンスキー、ウクライナ駐日大使(中)がみえました。早速打ち合わせ中
大使もエプロン姿でスタンバイ!

ユリヤさん、解説に通訳に大活躍

ウェルカムドリンクとともにサービスされた「いくらのパイ・サワークリームのせ」、「奥は鶏のレバーケーキ」。
前菜3つ目は「なすのキャビア」
コロトフシェフがカットしているのは、ウクライナの代表的な伝統料理、豚の脂身の塩漬け「サーロ」
「サーロ」がのっかった「大麦パンとにんにくのピクルス」
焼き立てのパン「パンプシュキィ」。パンの上の丸いのはサーロの脂身をバター状にしたもの
フォルシュマーク(鰊入りポテトサラダ)大麦パンにのっています。

五木田シェフの「春巻きの中に豚の頭肉(テート・ド・フロマージュ)を入れて揚げてサラダ仕立て」。ビーツも添えて。

「ボルシチ」。ベースはチキンブロス。牛肉は塊肉をオーブンで蒸し焼きしたものを具として加えて、トッピングにサワークリームとディル。
「緑のボルシチ」。同じくチキンブロスでほうれんそうをクタクタになるまで煮込んで、サワークリームをトッピング。

厨房クルー全員集合!最高のチームワークでしたよ!
メインの「チキンキーウ」。鶏むね肉の中にハーブたっぷりガーリックバターを入れ、衣をつけて揚げ焼きした後、オーブンで焼いて仕上げるもの。中にはたっぷりのバターが美味しくボリューミー
デザートはウクライナの水餃子「ワレヌイキ」。餃子の中にはチェリーのジャムが。
当日は全てウクライナ産ワインで楽しんでいただきました。

コルクアートの作者、久保友則さん
コロトフシェフと五木田のスタッフ
スタッフのプチ反省会。みんなの笑顔に今日の充実感が溢れています。お疲れ様でした!
神保町 五木田 https://jinbocho-gokita.com/