35回目となる「柏原います!」は、3連休最終日の11月4日(月)に行われました。文化の日の振替休日ということで、いつもより1時間早い18時開催。今回は初参加の方、お久しぶりの方、毎度おなじみ!の方などで大賑わい、なんと29名のご参加プラス子どもたちという大変賑やかな会になりました。

開会の挨拶をする柏原会長

今回は自宅で作って来てくださったお料理を差し入れていただいた方やエプロンを着けてキッチンで料理を作ってくださる方が多く、それぞれの自慢料理で豪勢なビュッフェテーブルとなった一方、お気に入りのお酒の差し入れや、カクテルセットを持ち込んで自らバーテンダーを務めてくださった方も。

コンロ手前の3口全部を使って、各人の得意料理を作ってくださっています。
自家製スモークベーコン!
熱海で買ってきたというサツマイモでフライ。
豚肉と青菜のサラダ。
おからのサラダ。
鶏肉とナスとピーマンの黒酢炒めを調理中。
ご夫婦で参加いただき、料理の得意なご主人が腕をふるってくださいました。
おいしそうにグツグツ。
奥様はワインにぴったりなクッキーを焼いてきてくださいました。
次々と出来上がってくる料理はアツアツのうちに!真ん中はいろいろ野菜と豆腐の柚子胡椒味噌煮、右側の鍋はトマトとベーコンの白味噌スープ。

 

鶏手羽元と卵のコーラ煮。
ライ麦パンを焼いてきてくださった方も!
荒木町の御料理「ほりうち」の堀内さやかさんは今朝、山で採ってきたというきのこをたっぷり持参してくださいました。
堀内さんの指導の元、きのこ汁作りに挑戦!出汁をひき、スープに仕立てるところまできっちりやり遂げました!
古代米の赤い酒「伊根満開、濁り泡「花巴 山廃 スプラッシュ」、純吟「伯楽星」を持ち込んでくださったのはソムリエ、唎酒師、酒匠など各種資格を持つ料理と日本酒のペアリング研究家(本業は車関係という!)。
日本酒と料理のペアリングに情熱を傾ける酒匠は料理の腕も抜群。少しずつ残った材料でサクッと岩のり柚子胡椒パスタを作ってくださいました。
今回はバーテンダーも現れました!小さなバーテンさんも奮闘中。隣では米粉専門の料理研究家が米粉ピザの生地をこねてます。
肩を並べて一緒に料理するだけで、初めて同士があっという間に意気投合。

柏原会長主催の「柏原います!」は、スペインのサン・セバスチャンで100年以上も続くキッチン・コミュニティを手本にした集まりですが、難しいことは一切何もなく、作る人と食べる人が集まって繋がるというただただシンプルな場を提供するだけのもの。過去にはたったの2人しか集まらなかった会もありましたが、35回開催となった今、こんなに多くの食を愛する方たちが自然に集まっていただけるようになりました。継続の力、食の力、参加することの力を感じます。

最近はこの会で新しく知古を得たり、思いがけない再会があったりなど、おもしろい化学反応が生まれることもしばしば。何よりも、レストランのようにただ食べに行くというのではなく、協会のキッチンに来たら作り手の側に回ったり、食べる側に回ったりが自由自在で、なおかつプロの料理人と肩を並べて包丁仕事をすることもある場です。

それぞれがそれぞれに食を楽しんでいただければ幸甚です。次回はぜひご参加ください。

「柏原います!」は毎月第1、3月曜日に開催します。
同じ趣旨で在日外国人もご参加いただける「英語でワイワイ」は月1回金曜日開催です。

次回の募集をどうぞお楽しみに!