日本ガストロノミー協会は、オンライン料理教室を開催しました。

某米系大手金融機関からの依頼です。リモートワークが続く中、「家庭料理のバリエーションを増やしたい」という従業員の声に、金融機関の「女性のリーダーシップ委員会」が当協会にコンタクトをされました。

要望は、
*時短、保存、栄養価を考慮すること
*スーパーで手に入る食材を使うこと
*リアルタイムでインターラクティブに実施すること
*料理は参加者からのリクエストでイタリアンと和食を数品を紹介すること
でした。

12月初旬から先方の担当者と打ち合わせを重ね、料理や構成を決定しました。
当日の料理は、シチリアとカラブリアの料理から「カポナータ」、「カチャトーラ」と「芽キャベツのアンチョビ炒め」の3品を、和食は 「豚こま切れとアボガドの炊き込みご飯」、合わせて4品を1時間のライブで作りました。

キッチンに準備したタブレットとスマホを先方のミーティング専用アプリに接続して実施し、料理の特徴や調理のポイントを解説しながら作っていきました。当初の予想を上回る約40人が参加くださり、リアルタイムで入る質問に答えながら、オンラインならではの展開を楽しんでいただきました。



コロナ下でリアルに会うことが難しい中、オンラインなら何人でも一緒に同じ体験を共有できます。共通語が「料理」なら、終了後もその経験・知識をコミュニケーションに活かせるメリットもあります。双方向メディアなので、納得感を育めることもでき、先方の要望にもきめ細かく対応できたと思います。オンライン料理教室の企画に興味のある方は、是非ご連絡下さい。英語での対応も可能です。

参宮橋のキッチンを新しい形の食の情報発信基地として、これからも皆さまと活動できる可能性を模索していこうと思います。コラボ企画案や活用法のご質問もお待ちしています。