10月4日に行われた賛助会員限定イベント第6回、『大木淳夫と今や予約困難店の白金高輪の『鮨まつうら』へ行こう!』も素晴らしい一夜となりました。

そもそも4月に予約の連絡を入れたら「すみません、10月まで取れません」と。

しかし半年待った甲斐がありました。

まずなにより、若きご主人・松浦修さんの柔らかく、かつ爽やかな物腰に一同惚れました。

他の業態と比べて、より高いコミュニケーション力が求められる鮨業界においても屈指ではないでしょうか。そして握る姿がまた美しい。

もともと魚屋さんで働いていたこともあり、魚の質も素晴らしいのひとこと。

話題の「津本式」で血抜きされた鹿児島直送の白身でまずやられ、名物であるあん肝巻きと貴醸酒の組み合わせはまさに日本版のフォアグラ&ソーテルヌ! と感嘆しかありませんでした。

羽釜で炊いたアルデンテな酢飯は、ネタのポテンシャルを最大限に引き出してくれて、いつまでも食べ続けたいと心から思ったほどです。

皆さん同じ気持ちだったようで、なんと全員が次の予約を入れました。こうしてまた取れなくなるのですね……。

ちなみに会計は個別だったのですが、その処理の速さは過去最高で、ホスピタリティの神髄を見た気になりました。