【土田酒造X日本ガストロノミー協会】コラボ企画、今回で3回目となりました。

群馬県川場村にある土田酒造。dancyu 日本酒大特集でもトップに特集された大注目蔵です。
その理由は、試行錯誤・研究を繰り返した結果、醸造アルコールの添加をやめ、人工の乳酸を使う酒母「速醸酛」とも決別。さらに、酒造りに使用が認められている発酵促進剤や酵素剤、除酸剤なども一切使わず、米(群馬県米)と水と麹に菌だけで酒を作る。蔵にすみついている乳酸菌や色々な微生物の活動を導き促す生酛(きもと)造り。現代では非効率ともいえる製法にこだわり続けているんです。
経験を重ね、研究を続け、菌の持つ力を引き出す技術を養い、失敗と隣り合わせの中で、発見や検証を繰り返し、信念ともいうべき努力でどこにもない魅力的な味わいの酒に育む土田酒造。
今回も土田酒造の杜氏・星野元希さんに個性豊かな酒を持ってきていただきました。

そんな個性豊かな土田酒造の酒に合わせて料理を担当したのは、協会理事で料理人でもある松崎と佐藤理事が担当。星野さんを交え、試飲をして「個性豊かな土田の酒と肉を合わせる”土田酒造と肉祭り”」となりました。参加の皆さんからは「ベストマッチ!」という嬉しい声もいただき、大好評でした。
【当日の酒と料理】
1「シン・ツチダ 活性にごり生」(爽やかな甘さと酸味、微炭酸の土田唯一の生酒)で乾杯
2「 ホップ、炭酸とトニックウォーター割」(【日本酒とクラフトビールを融合】させた新ジャンルのお酒)
2種の味比べをしながら、
*料理は「レバーバテ、バテドカンパーニュ、キャロットラペ、自家製パン」

3「土田生酛 出品酒」(クリアで爽やかな”美味い”出品酒)
*料理は「梨、フレッシュチーズ、生ハム、バジル、パルサミコソース、コールドプレス製法のオリーブオイル」
爽やかな出品酒と相性抜群。

4 「シン・ツチダ」(土田酒造の真骨頂ともいえる”完全無添加 生モトづくり”の日本酒、濃厚な米の旨味と野生酵母が生み出す複雑性のある味わい)
*料理は「日本酒焼売」
柔らかでボリューミーな焼売から日本酒を仕込んだジューシーな肉汁が滲み出ます。

5「 99」(99%の麹米と1%の蒸し米で製麹は33時間という限界に挑戦した日本酒)
*料理は「大山雛旨肉のソテー、99ソース」
ソースに99を使って旨味を引き出しました。

6「土田 生酛」(味わいがありながらも軽いクリアな後味が特徴)
*料理は「鳥山畜産和牛のたたき、ロースト」&「鳥山畜産和牛ステーキ、パプリカ、ピクルス」
昨年もお世話になり大好評!いただいた土田と抜群の相性の鳥山畜産。肉の旨み、甘みがさらに際立ちました。

7 プリンセスサリー(インディカ米系のプリンセスサリー特有の軽やかさと甘み・酸味のバランスが特徴、濃厚でありながらも軽やかな味わい)
*料理は「鶏肉のレモンクリームカレー、ごはん」
少し苦味のあるカレーがプレインセスサリーと抜群の相性でした。

8 「タイ米のお酒」
*デザートHA「チョレートアイス、ナッツのバリバリキャラメル」
松崎理事オリジナルのバリバリキャラメルが、大変希少な「タイ米のお酒」と見事なハーモニー。事前打ち合わせの賜物!

土田酒造と肉の最高のマリーアージュを楽しんでいただいたコラボ第3弾。大好評のうちに幕を下ろしましたが、会場からは「次回は魚でお願いします」なんてリクエストも聞こえてましたので、4回目をお楽しみに!

左から料理に合わせた順番です
土田酒造の杜氏・星野さん
レバーバテ、バテドカンパーニュ、キャロットラペ、自家製パン

梨、フレッシュチーズ、生ハム、バジル、パルサミコソース、コールドプレス製法のオリーブオイル
日本酒焼売

大山雛旨肉のソテー、99ソース

鳥山畜産和牛たたき
鳥山畜産和牛ステーキ、パプリカ、ピクルス
鶏肉のレモンクリームカレー、ごはん

チョレートアイス、ナッツのバリバリキャラメル