昨年12月23日に発売された「The Burn」米澤文雄シェフの『ヴィーガン・レシピ』(柴田書店)は早くも重版がかかりました!
米澤シェフは豪快なステーキのイメージもありますが、実は野菜料理が大好き。
主催の綛谷理事もシェフのカリフラワーのローストにはまっていますし、マッキー牧元さんも「ヴィーガンだけのコースがこんなにおいしいとは」と絶賛です。

挨拶では、「いろんな理由で『食の制限』がある人もいらっしゃいます。それぞれが楽しめる食事を提供したい。食べる側の多様性を受け止める料理人でありたい」と語ってくださいました。
今回は、そんな米澤シェフのヴィーガン料理をいただくだけでなく、学べる貴重な機会とあって、ヴィーガン料理を知りたい、味わいたいという方から、実践されている方まで、どんな展開になるのか、米澤シェフのヴィーガン料理にみなさん興味津々でした。

広いカウンター越しに次々と作られる米沢シェフのヴィーガン料理。
素材の持ち味が存分に引き出され、世界中から選び抜いてチョイスした香辛料やソースなどで味付けられアレンジされた料理が提供されるたびに、参加者からは初めて口にした美味しさに驚きの声が聞こえていました。
参加者の熱い視線に応えるかのように、米澤さんはその料理法を惜しげも無く披露してくださいました。一品ごとに素材の解説から、下ごしらえの方法、和え方、調理法、そして珍しい香辛料などは購入できる場所までまで教えてくださいましたよ。
美味しい料理を味わい、学び、そして見事なショーのようなパフォーマンスまで堪能させていただき、本当に充実した会でした。

米澤さんの料理を目の当たりにして、参加者は釘付け。
ジンジャーシロップの作り方をレクチャーしてくださいました。
あえて揚げることを選択して、メイラード反応で絶妙の香ばしさを添えます。
どんな料理が楽しめるのか?期待にワクワクの乾杯!
マッシュルームのカルパッチョ。
ローストにんじん、ロメスコソースとスマック。
菜の花のグリーンカレー風スープ。どの料理も彩りが見事です。
見ていてウットリするような三人のシェフの手際よい美しいコンビネーションから、美味しい料理がタイミングよく提供されます。
新玉ねぎのロースト&生アスパラ
ヴィーガンボロネーゼ(風)
カウンターの向こうからは、常に参加者の熱い視線が注がれていました。
メイン料理は、カリフラワーステーキ。

デザートはアマゾンカカオと水のムース。
料理の後は客席を周り、参加者の質問やサインにも応えて下さいましたよ。

『ヴィーガン・レシピ』(柴田書店)には、ヴィーガン料理90品が掲載されています。今回作っていただいた料理もいくつか載っていますので、参加いただけなかったみなさんもぜひご自身で作ってみてください!

米澤シェフとご一緒いただいたお二人は、広尾にそれぞれメキシカンとベジタリアンのレストランを4月にオープンされるそうです。米澤シェフのエプロンは「VEGAN」仕様でした!