2022年ガストロノミー協会は、米澤文雄シェフと土田酒造とのコラボで幕を開けました。

Jean-Georges Tokyo/The Burn/ヴィーガン・中東料理と多彩な活躍をされ、かつ食も人もサステナブルであることを目指している米澤文雄シェフが、土田酒造の日本酒と出会い、今年独立された新たな門出にこの舞台を選んでくださいました。

群馬県川場村にある土田酒造。土田社長は就任後、試行錯誤・研究を繰り返した結果、醸造アルコールの添加をやめ、人工の乳酸を使う酒母「速醸酛」とも決別。さらに、酒造りに使用が認められている発酵促進剤や酵素剤、除酸剤なども一切使わず、日本酒を造るのに必要不可欠な4つの要素【米(群馬県米)、水、米麹、酵母】だけで、酒を作っています。

米澤シェフは、個性豊かな土田酒造の日本酒を何回も試飲しインスパイアーを受けて作った料理は、全く個性豊かな5種の日本酒を際立たせていました。参加者は驚きの世界へと誘われていたのではないでしょうか。

土田社長の「菌とともに楽しくつくる」と米澤さんの「料理は勇気」。お二人の言葉が見事に結晶・コラボした美味しい驚きにあふれるイベントでした。

*当日の日本酒と料理
【Tsu-chi-da12】&
渋谷スタンダードのブラータチーズと洋ナシ、塩レモン
【土田生酛】&
毛ガニと晩白柚のサラダ、フレッシュYトマトソースとミントオイル、EXバージンオリーブオイル
【研究醸造16】&
蝦夷鮑のソテー、肝とスパイスの香り、玉ねぎとニンニクの付け合わせ
【シン・ツチダ】&
かなわ水産の牡蠣グリーンカレーソース、ごはん
【研究醸造15】&
熟成肉とスペインの塩
【Tsu-chi-da99】&
イチゴとマスカルポーネ

土田社長(左)と米澤シェフ